第1四半期の外国直接投資額が前年同期比3.2倍

(フィリピン)

マニラ発

2019年06月13日

フィリピン統計庁(PSA)は6月6日、2019年第1四半期(1~3月)の外国直接投資(FDI)認可額が459億8,400万ペソ(約966億円、1ペソ=約2.1円)となり、2010年第2四半期(4~6月)以降の約8年間で最も低かった前年同期に比べて3.2倍となったと発表した。

第1四半期のFDI認可額を国・地域別にみると、1位はオランダで100億9,690万ペソ(シェア22.0%)、2位は日本で94億2,880万ペソ(20.5%)、3位はタイで84億7,280万ペソ(18.4%)、4位は米国で46億8,130万ペソ(10.2%)などとなった(表参照)。2018年第4四半期(10~12月)に507億ペソの投資認可額を記録し、国別投資認可額で1位となった中国は、7億1,400万ペソで7位(1.6%)にとどまった。

業種別にみると、1位が製造業で350億400万ペソ(76.1%)、2位が管理・ビジネス支援サービス業で35億2,740万ペソ(7.7%)、3位が宿泊・飲食サービス業で29億3,100万ペソ(6.4%)、4位が不動産業で23億1,760万ペソ(5.0%)だった。

投資誘致機関別では、1位が投資委員会(BOI)で308億1,750万ペソ(67.0%)、2位がフィリピン経済特区庁(PEZA)で129億6,910万ペソ(28.2%)、3位がスービック湾都市開発庁で15億6,300万ペソ(3.4%)となった。

表 フィリピンの外国直接投資認可額

(坂田和仁)

(フィリピン)

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