シドニーメトロ第1期のノースウエスト線が開通

(オーストラリア)

シドニー発

2019年06月04日

オーストラリア最大の公共交通機関プロジェクトである新地下鉄敷設事業「シドニーメトロ」の第1期のノースウエスト線が5月26日に開通した。国内初の自動制御による無人運転鉄道として注目を集めている。

開通区間は、大規模住宅開発が行われているシドニー北西部ラウズヒルに隣接するタラウォング駅と、シドニー北部の中心地チャッツウッド駅を結ぶ全長36キロの路線(添付資料参照)。沿線の住宅開発により、今後20万人が移住し、60万人の人口となる見通し。ノースウエスト線は通勤手段となることが見込まれ、混雑時には4分に1本の頻度で運行される。シドニー市内の従来の車両に比べて、椅子席が少なく、立ち席スペースを広く取った車両が導入された。

なお、ラウズヒルでは、大和ハウス工業と小田急電鉄も共同で大規模住宅地の開発を行っている(2018年7月6日記事参照)。

シドニーメトロ第2期は、2024年の開通を目指すシティー&サウスウエスト線だ。チャッツウッド駅から、ハーバーブリッジの架かるシドニー湾の海底トンネルを通り、シドニー市街中心地(CBD)を抜け、シドニー南西部のサイデンハム駅まで15.5キロの複線地下鉄が完成予定。その先の終着駅のバンクストン駅まで全長30キロにわたる路線となる。第2期の路線開通に伴い、7つの新駅ができるほか、既存の11駅が改修され、新たな路線に接続する予定だ。

現在のシドニーの鉄道網は毎時120本の運行で、約2万4,000人が利用している。2024年にメトロ第1期・第2期を合わせて66キロ、31駅の全線が開通すると、毎時200本の運行で約4万人を運ぶ見込みだ。

(長島麻子)

(オーストラリア)

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