雇用ビザなど申請手数料の値上げ時期が延期に

(マレーシア)

アジア大洋州課

2019年06月07日

マレーシアの入国管理局外国人サービス部門(ESD)は5月30日、ESDが発給する雇用パス(EP)、プロフェッショナル・ビジット・パス(PVP)などのビザ申請手数料(Processing Fee)の引き上げ時期を、6月1日から延期すると発表した。延期する期間は明らかになっておらず、実施時期はウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにおいて再度通知するとのことだ。ESDによると、現在は一部ベータ版(試用版)で、顧客満足を得るかたちでサービス提供ができるか、オペレーションを確認しているという。

ESDは4月11日、ESDが発給するEP、PVPなどの申請手数料を6月1日から引き上げるとともに、これまで窓口申請しかできなかった一部の手続きを、オンライン化することなどを発表していた(2019年5月14日記事参照)。

これらのパスを必要とする企業にとっては、大幅なコスト増となるため、値上げの開始時期が注目される。

(原知輝)

(マレーシア)

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