日本産畜産物のシンガポール向け輸出が解禁

(シンガポール)

シンガポール発

2019年06月25日

日本の農林水産省は5月31日、日本産畜産物の家禽(かきん)肉、牛肉製品、豚肉製品、家禽肉製品および卵製品のシンガポール向け輸出が解禁となったことを発表した(注)。農林水産省は、厚生労働省と連携し、シンガポール政府当局との間で協議を進めてきた。

牛肉製品と豚肉製品については、これまで個人消費を目的とした携行輸入、または動物性油脂を含む肉の内容量が5%未満の加工食品のみが許可されていたが、全面的に解禁となった。

これら品目のシンガポール向け輸出に当たっては、これまで認められていた品目と同様、日本国内にある認定施設からのみ輸出が可能となる。うち、豚肉製品については既に施設が認定PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)されているが、それ以外の品目では今後、認定が行われる必要がある。

なお、日本産畜産物のうち、牛肉、豚肉、牛肉製品および豚肉製品については、シンガポール食品庁(SFA)でなく、厚生労働省が定める手続きに基づく認定を受けた食肉取扱施設からの輸出が可能となった。

(注)詳細な申請方法などについては、農林水産省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよび厚生労働省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのウェブサイトを参照。

(南原将志)

(シンガポール)

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