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日本の投資家向けに英国スタートアップ11社がピッチコンテスト

(英国)

ロンドン発

2019年06月18日

6月10~14日に開催された世界中のテック関連のスタートアップが集まる「ロンドン・テックウイーク」(2019年6月18日記事参照)に合わせて、英国国際通商省(DIT)は、日本企業向けに英国スタートアップによるピッチ(短時間のプレゼンテーション)イベントを開催した。11社のスタートアップが日本企業を前にピッチを行い、その後ネットワーキングで交流を深めた。

参加したスタートアップの業種は、サイバーセキュリティーやフィンテック、スマートシティ、自動運転技術などに及び、中には人工知能(AI)を使い眼科診断の意思決定を支援するウェブアプリを提供するヘルスケア分野のスタートアップも参加していた。また同時に、英国スタートアップが日本企業と個別面談をする機会も設けられた。面談を希望するスタートアップは約90社に上り、日本企業との協業への期待がうかがえた。

ロンドン・テックウイークの会期中には、海外テック企業の英国への投資の発表が相次いだ。 IT仮想化技術の大手、米国ビイエムウェアは、今後5年間で10億ポンド(約1,370億円、1ポンド=約137円)の投資をすると発表した。基幹業務データのデータセンタープロバイダーである米国マークレイグループ(Markley Group)は、1億5,000万ポンドを投じてデータセンターを新設し、データサイエンティストやエンジニアを含む高度人材200人を雇用するとした。企業のデジタル化を支援するインドのマステク(Mastek)は、デジタル技能者を養成するデジタル技能プログラムに1,200万ポンド投資し、2021年までに200人の雇用を見込む。テレーザ・メイ首相が主催する官民の対話の場に招待されたマステクのジョン・オーウェン最高経営責任者(CEO)は「これは当社にとってエキサイティングな機会であり、この業界で私たちの仕事が認められたことに感動している」と述べ、カギとなる技術を取得することが同産業の継続的な成長には欠かせないと強調した。

英国デジタル経済評議会によると、2018年に誕生した英国のユニコーン企業(注)は13社で、英国はこれまでに総計72社が輩出している。これは、米国(703社)、中国(206社)に次ぐ世界3番目の数だ。また、2018年のベンチャーキャピタル投資は87億ドルで、ドイツの50億ドル、フランスの41億ドルといった欧州各国を大きく引き離している。

写真 11社のスタートアップが日本の投資家を前にピッチを行った(ジェトロ撮影)

11社のスタートアップが日本の投資家を前にピッチを行った(ジェトロ撮影)

写真 ピッチ後のネットワーキング(ジェトロ撮影)

ピッチ後のネットワーキング(ジェトロ撮影)

(注)企業価値10億ドル以上の未上場企業のこと。

(鵜澤聡)

(英国)

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