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ペルーと中国がFTA現代化交渉の第2ラウンドを開催

(ペルー、中国)

リマ発

2019年06月28日

ペルー通商観光省(MINCETUR)は、2010年3月に発効した中国との自由貿易協定(FTA)の現代化交渉における第2ラウンドを、6月17~19日にリマで開催したと発表した。2016年11月の両国政府間での覚書締結を皮切りに、交渉に向けた調査が開始され、交渉は2019年4月に北京において第1ラウンドが開かれた。その際、原産地規則、税関手続き、サービス貿易、投資、知的財産、衛生・検疫に加え、新たに競争政策や電子商取引(EC)の項目の追加についても議論された。また、交渉と並行して、両国政府当局間でFTA管理委員会も開催され、両国輸出事業者が抱える原産地証明手続きや食品衛生基準などに関する課題についても議論された。

今回の第2ラウンドに関して、エドガー・バスケス通商観光相は「FTAの現代化交渉は、両国間の貿易ならびに投資におけるメリットを最大限に引き出すことが目的で、より多くのペルー企業に、その恩恵とビジネス機会を提供したい」と述べた。第1回に続いて、両国間取引における手続きの簡素化、サービス貿易、投資、知的財産について議論され、競争政策のルール作りや、電子商取引に関する個別会議も開かれており、これについてバスケス氏は「輸出のみならず、ペルーへの技術移転、ロジスティック、交通などのキーセクターに対する投資を促す革新的な現代化を目指している」と強調した。また、第3ラウンドについては、2019年8月上旬に北京での開催を予定しているとした。

ペルーの対中国輸出額は、年平均で13.5%増加しており、特に2014年から2018年にかけては88%増と大幅に伸びた(添付資料参照)。主な輸出品は、銅鉱製品を中心とした伝統産品(2018年輸出額の割合は96.4%)だが、非伝統産品の水産品、農産品、繊維などについてはいずれも2014年以降は増加傾向にある。2014年以降の中国はペルーの最大貿易パートナーとなり、2国間FTAの発効以降、1,384社の新たな企業がFTAを活用した貿易に参入し、そのうち72.1%が小規模零細企業だ。FTAの現代化によって、さらなる両国間ビジネスの飛躍が期待されている。

(設楽隆裕)

(ペルー、中国)

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