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アルゼンチンと周辺国で大規模停電、約5,000万人に影響

(アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、チリ)

ブエノスアイレス発

2019年06月26日

アルゼンチンとウルグアイのほぼ全土で6月16日、大規模な停電が発生した。原因は現在調査中だが、アルゼンチン政府の発表では、送電網を管轄するシステムに不具合が生じたという。南米では国境をまたいだ送電網が構築されており、周辺国への波及も含め約5,000万人に影響が出た(現地主要各紙6月16日)。

停電はアルゼンチンの16日午前7時7分に発生。アルゼンチンとウルグアイのほぼ全土のほか、ブラジルやチリ、パラグアイの一部都市にも広がった。アルゼンチン国内では、地下鉄や電車が運休し、水道水の供給に影響が出たほか、一部地域では携帯電話やインターネット接続にも影響があった。同日は、サンタフェ州、サンルイス州、フォルモサ州、ティエラ・デル・フエゴ州の知事選挙があり、当日の運営に影響が出たものの、投票は実施された。

アルゼンチンのエネルギー庁のグスタボ・ロペテギ長官は、16日午後に記者会見を行い、原因究明には2週間かかるとしたものの、人為的ではなくシステム上の問題だとした。アルゼンチンとパラグアイにまたがるヤシレタ・ダムと、アルゼンチンとウルグアイにまたがるサルタ・グランデ・ダムの2カ所の水力発電所をつなぐ送電システムで生じた不具合がほぼ即座に全国に波及したとしている。

今回の大規模な停電による経済的損失に関する発表はなされていないが、アルゼンチン政府は今回と同様の事態が生じないよう予防策を講じることを決定した。停電の原因についての調査結果が出るまで、水力発電所から送電される最大電力量を制限するというものだ。制限された分の電力量は火力発電によって補われる。この措置により、エネルギー庁が当初立てた計画よりも350万ドルの経費がかかるとされている(「エル・クロニスタ」紙6月17日)。

(高橋栞里)

(アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル、チリ)

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