中間選挙、ドゥテルテ大統領の長女ら子供3人が当選

(フィリピン)

マニラ発

2019年05月16日

フィリピンで5月13日に実施された中間選挙(2019年5月15日記事参照)において、ドゥテルテ大統領の子供3人がそろって当選した。

ドゥテルテ大統領の長女であるサラ・ドゥテルテ氏は、ダバオ市長として再選を果たした。サラ氏は、当時ダバオ市長だったドゥテルテ大統領の後を引き継ぐかたちで、女性初、史上最年少で2016年に初当選した。同氏は、2022年に行われる次期大統領選挙への立候補の可能性も報道されている。また、元ダバオ副市長で長男のパオロ・ドゥテルテ氏はダバオ市選出の下院議員として、次男のバステ・ドゥテルテ氏はダバオ副市長として当選した。

定員(24議席)の半数の改選が行われる上院については、開票率96%の時点(日本時間5月15日午後0時30分)で、ドゥテルテ大統領支持勢力が全ての議席を取る可能性が濃厚となっている。

(坂田和仁)

(フィリピン)

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