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ロサンゼルス市、「グリーン・ニューディール計画」を発表

(米国)

ロサンゼルス発

2019年05月08日

ロサンゼルス市のエリック・ガルセッティ市長は4月29日、同市の環境・経済政策の計画を4年ぶりに改定する「グリーン・ニューディール計画」を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。持続可能な将来、気候変動への対応、経済や中間層の強化、2050年までの二酸化炭素排出収支ゼロを目標とした意欲的な内容と説明されている。

同計画は、(1)パリ協定(気候変動)を順守する、(2)包括的なグリーン経済を通じて環境面での正義と公平性を提供する、(3)各市民が良い給与や環境に優しい仕事を通じてグリーン経済に参加できるようにする、(4)市の取り組みを通じて都市型グリーン・ニューディールの実例を世界に示す、という4つの原則に基づく。また、2017年に市長がコミットした国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも適合するように整理されている。

計画の中で、ロサンゼルス市は温室効果ガスの排出量を2025年までに1990年比で50%以下に、2050年には収支ゼロ(カーボンニュートラル)になることを掲げており、建物、交通、電気およびごみという主要な排出源からの排出をゼロにするため、13の章(分野)で47の目標を設定している。以下、主なものを例示する。

  • 2036年までに再生可能エネルギー比率を80%、2045年までに100%にする。
  • 環境にやさしい雇用を2035年までに30万人、2050年までに40万人創出するため、市、労働、教育、ビジネス界のリーダーを結集させる体制を整備する。
  • 今後の市の新庁舎や主要な改装工事では建物をオール電化にし、2050年までに、高層ビルから戸建て住宅まで、市内の建物全てを排出ゼロにする。
  • 2021年までに発泡スチロール容器使用を段階的に廃止し、2028年までにプラスチックのストローおよび使い捨て容器の使用を終了し、2050年までにごみの埋め立てをやめる。
  • 2035年までに廃水を100%リサイクルする。雨水を従来の3倍収集できるようにするなどして水の70%を地元で調達する。
  • 2021年までに最低9万本の樹木を植樹・管理し、市全域に5.7平方キロの日陰をつくる。また、暑熱の影響を深刻に受けている低所得地域では2028年までに木陰を少なくとも50%増やす。
  • 市内の排出ガスゼロ車の割合を2025年までに25%、2050年までに100%にする。LAメトロ(郡)とLADOT(市)のバスを2030年までに全て電気バスにする。

なお、ロサンゼルス市のグリーン・ニューディール計画の詳細は、ウェブサイトPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。

(北條隆)

(米国)

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