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西アフリカ物流拠点のアビジャン港、取扱貨物量が増加

(コートジボワール)

アビジャン発

2019年05月01日

ジェトロが4月8日にコートジボワール経済財政省から入手したアビジャン自治港(PAA)の2018年活動報告書によると、PAAの貨物取扱量は前年比7.2%増の2,418万トンとなった。国内向け貨物が2,196万トン(前年比13.6%増)と大幅に増加したことが、貨物取扱量を押し上げた。一方で、ブルキナファソやマリなどの内陸諸国向けトランジット貨物と積み替え貨物は、域内港湾間の競争激化による影響を受け、それぞれ164万トン(19.0%減)、57万トン(52.2%減)となった。

貨物の種類別内訳をみると、一般貨物が1,626万トン(前年比6.3%増)、原油・石油製品が699万トン(9.0%増)、海産物が93万トン(9.1%増)だった。輸入と輸出の構成比は68.0%、32.0%となった。一般貨物の内訳について、輸入ではセメント原料となるクリンカー、コメや小麦などの穀物、海産物、砂糖・塩、化学品、肥料が上位を占めた。輸出ではマンガン、カカオ、カシューナッツ、天然ゴムが上位を占めた。取扱量の約3割を占めるコンテナ貨物は、3.2%増の701万トン〔67万4,624TEU(20フィートコンテナ換算値)〕となった。

寄港船舶数は2,517隻で、このうちコンテナ船が最も多く、次いでマグロ漁船、冷凍船、鉱石運搬船、オフショア支援船、タンカー、一般貨物船、RORO船、トロール船、石油タンカーが続いた。近年、運航航路の合理化と規模拡大による競争力強化を目的に、アライアンス(スロット・チャーター)方式によるコンテナ船の大型化、専用船化が進行しており、船舶1隻当たりの積荷量が増加する一方、船舶数が減少する傾向にある。

写真 アビジャン自治港(PAA)(ジェトロ撮影)

アビジャン自治港(PAA)(ジェトロ撮影)

アフリカ有数の国際港湾であるPAAは、国内貨物の9割を取り扱うコートジボワールの物流拠点だ。さらに、設備の規模や能力、輸送インフラの利便性や地理的優位性から西アフリカ地域の海上輸送の中継基地としての役割を担っている。しかし、港湾設備の処理能力が限界に達していることや、同地域では引き続き人口増加や経済活動の活発化により貨物需要の拡大が予想されることから、貨物取扱能力と物流機能の強化が急務になっている。現在、総額1兆CFAフラン(約1,900億円、1CFAフラン=約0.19円)をかけて、大規模な港湾近代化・改修プロジェクトが推進されている。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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