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ナショナルシングルウィンドウ(NSW)対象手続きと利用件数が増加

(ベトナム)

ホーチミン発

2019年05月14日

ベトナム国内の貿易関連手続き(税関を含む)の電子化・窓口の一本化をする「ナショナルシングルウィンドウ(NSW)」の対象手続き数および利用件数が増加している。NSWの対象となる手続き数は2017年末で47だった。その後、対象の拡大が遅れていたが、2018年7月の首相指示により2018年末には148へと対象数が拡大し、2019年は輸出入の動物検疫証明書発給など、さらに61が追加される。「アクションプラン(2018~2020年)」では2019年までに、貿易関連の全行政手続きの80%をNSWに接続することを目標としている(「税関オンラインニュース」1月7日、4月3日)。また、NSWの処理件数は2015年の適用開始以降、累計で259万件となった。とりわけ、2019年3月16日から1カ月間の件数は、全体の24%近くを占め、今後の利用件数のさらなる増加が期待される(「政府オンラインニュース」4月29日)。

こうした背景にあるのは、世界銀行発表のビジネス環境ランキング「Doing Business」の指標のうち、「国境貿易取引指標(注)」において、ベトナムは100位と前回(94位)から順位を6つ下げたことだ。政府は2019年から2021年までの3年間の国際競争力向上の目標(決議02/NQ-CP)を定め、その改善を目指す。税関では、手続きを最小限にし、書面の削減、通関時間の短縮、企業の費用負担引き下げなどを検討し、貿易円滑化のため関係者間の連携(例:港湾会社と税関が協力して貨物滞留に対応)も行う(「税関オンラインニュース」3月21日)。

国内およびASEAN内の貿易関連手続きの電子化や窓口一本化は、「ASEANシングルウィンドウ(ASW)・ナショナルシングルウィンドウ(NSW)・貿易円滑化国家運営委員会」が進めている。委員長は副首相で、常任機関は財務省(税関総局)、その他関係省庁やベトナム国家銀行などで構成されている。

(注)輸出入にかかる国の管理(検査含む)の効率性(コストや時間など)を一定条件で評価するもの。税関のみでなく、港湾や検疫手続きなど輸入に伴うものも含まれる。

(小林亜紀)

(ベトナム)

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