次期駐日ニュージーランド大使に外交官のクーパー氏を任命

(ニュージーランド)

オークランド発

2019年04月22日

ウィンストン・ピーターズ外相は4月10日、次期駐日ニュージーランド大使に外交官のハミッシュ・クーパー氏を任命したと発表した。同相は「クーパー氏はこれまでの経歴からも適任だ」と述べた。クーパー氏はこれまで、駐ロシア、駐トルコ大使を歴任。日本語が堪能で、在日大使館での勤務経験があるほか、大阪では総領事を務めたこともある。

ペイトン現大使とは、2019年内に交代する予定。ペイトン大使は2016年9月に着任し、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP、いわゆるTPP11)の締結に尽力した。2018年12月にCPTPPが発効し、日本とニュージーランドの間における初の自由貿易協定が実現した。

ピーターズ外相は日本との関係について、「CPTPPの締結により、貿易および経済関係がより強固になった。また、防衛や安全面で共通の関心を持ち、日本の太平洋地域でのさらなる関与を歓迎する。両国は同地域での開発協力において、さらなる協力を深めていく」と述べた。2019年はラグビー・ワールドカップ(RWC)が日本で開催され、日本でのニュージーランドの知名度が高まることを期待していることにも言及した。

RWCが開幕する9月20日に先立ち、9月18~19日には第46回日本ニュージーランド経済人会議(JNZBC)が千葉県柏市で開催される。同市は、RWC大会史上初の3連覇がかかるニュージーランド(オールブラックス)のキャンプ地となっている。

(奥貴史)

(ニュージーランド)

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