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中欧3カ国にデジタル・インダストリー視察ミッションを派遣

(ポーランド、チェコ、ハンガリー)

ワルシャワ、プラハ、ブダペスト発

2019年04月05日

ジェトロは3月11~14日、ポーランド、チェコ、ハンガリーに「中欧デジタル・インダストリー視察ミッション」を派遣した。プログラムはデジタル分野やイノベーション関連のビジネス環境に関する情報提供、現地エコシステム関係者とのネットワーキングに焦点を当てたもので、商社、自動車、建設など17社23人が参加した。

ハンガリーは、ドイツ系プレミアムカーブランド3社がそろってドイツ国外で工場を構える唯一の欧州の国で、2016年5月に西部のザラエゲルシェグに自動運転車のテストトラックの設置が決定され、現在建設が進められているほか、インダストリー4.0や人工知能(AI)など個別の分野においても、コンソーシアムが結成され体系的な取り組みが進められている。ミッションでは、コワーキングスペース兼スタートアップコミュニティーの「ミレナリススタートアップキャンパス」を訪問した。

写真 2018年7月にかつての工場をリノベーションしてオープンした、ミレナリススタートアップキャンパスの様子(ジェトロ撮影)

2018年7月にかつての工場をリノベーションしてオープンした、ミレナリススタートアップキャンパスの様子(ジェトロ撮影)

チェコでは、ブルノ工科大学など複数の工科大学から輩出する豊富な人材の存在を背景に、産官学のイノベーションハブの都市となっている第2の都市ブルノを訪問した。チェコは2019~2030年のイノベーション戦略が2019年2月に策定されているほか、南モラビア・イノベーションセンター(JIC)が10カ国以上の多国籍企業とオープンイノベーションの取り組みで連携し、200程度の現地中小企業とのつながりを生かして、地域のイノベーションハブとして機能している。ミッションでは、2015年からブルノで研究開発(R&D)を行うコニカミノルタなどを訪問した。

ポーランドは、豊富なIT人材の存在を背景に、地場のデジタル関連企業の集積があり、3カ国の中で最多となる現地企業17社がプレゼンテーションとネットワーキングに参加したことからも、ポーランド側の日本企業との協業への関心の高さがうかがえる。スタートアップは、ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、フィンテック分野が多い。調査会社PMRによると、デベロッパーが400社程度存在するゲーム分野も有力だ。ミッションでは、グーグルの中・東欧唯一のスタートアップ支援拠点「グーグルキャンパス」を訪問(2016年9月9日記事参照)。ワルシャワ以外に、世界に5拠点のグーグルキャンパスがあるが、ワルシャワでは特にゲーム開発分野に強みがあるという。

参加者からは「中欧のテクノロジー産業については、日本ではほとんど情報がないので、実際に訪問して話を聞けたのがよかった」「ポテンシャルの高さ、高度に集積された人材、大学、研究機関などを肌で実感できた」(ブルノのみ参加)といった声が聞かれた。

(深谷薫、加藤紗妃、河原徳恵)

(ポーランド、チェコ、ハンガリー)

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