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トヨタ、GM、フォード、自動走行車の安全基準策定に向けコンソーシアム結成へ

(米国)

ニューヨーク発

2019年04月11日

モビリティー分野の専門機関、自動車技術者協会(SAE)は4月3日、トヨタ自動車、ゼネラルモータース(GM)、フォードとのパートナーシップによる自動走行車(AV)の安全基準の策定を促進するための新しい枠組み、Automated Vehicle Safety Consortium(AVSC)を結成すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

AVの安全基準に関しては、2017年9月に「セルフ・ドライブ・アクト」が下院で可決外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますされ、初の連邦統一規制となることが期待された。しかし、3月18日にライドシェアサービスのウーバー・テクノロジーズが自動走行車での公道試験中に人身事故を起こしたことなどから、AVの安全性が疑問視され、現在まで法案成立には至っていない。また、全米自動車協会(AAA)が3月14日に発表した調査結果外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、71%の米国民が完全自動走行を「怖い」と感じており、消費者の意識も追いついていないままだ。こうした中でAVSCは、自動化レベル4、5(注)の車両の実用化に向け、まずはデータの共有化や公道でのテスト走行の安全基準に関する一連の指針づくりを行う。自動車販売規模の首位3社が主導することで、基準の統一化を早めることが狙いだ。

連邦政府もAV実用化に向けた取り組みをアピールする。運輸省は2018年10月28日、自動走行に関する技術開発を妨げる規制の見直しや廃止の可能性を盛り込んだガイダンス「Automated Vehicle3.0外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表し、3月12日には、AVを含む新技術開発に携わる関係者のための窓口となる内部機関「Non-Traditional and Emerging Transportation Technology (NETT)Council外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を立ち上げた。エレイン・チャオ運輸長官は4月2日にワシントンで開催された自動車業界のカンファレンスAuto2050に登壇し、「交通の安全と、高齢者を含むあらゆる人々の自由な移動のため、AVを含む新技術の採用は運輸省の優先課題だ。シリコンバレーや自動車メーカーと協働し、人々にAVの重要性が受け入れられるよう、積極的に働き掛けをしている」と前向きな姿勢を表明した。

(注)レベル4では、ドライバーが自動運転システンの要請に応じない場合でも、自動運転システムが特定の走行モードですべての運転操作を行う。レベル5では、ドライバーが対応可能な道路状況および環境において、自動運転システムが常時全ての運転操作を行う。

(大原典子)

(米国)

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