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吉利汽車、武漢新工場の建設を開始

(中国)

武漢発

2019年04月15日

湖北省武漢市で4月2日、中国自動車メーカー大手の吉利汽車(本部:浙江省)の新工場建設が始まった。同社は2018年12月に湖北省発展改革委員会から工場建設プロジェクトの認可を取得しており、投資規模は約90億4,400万元(約1,537億4,800万円、1元=約17円)で、最終的な完成は2021年となる予定だ。新工場の年間生産台数は15万台で、従来のガソリン車をはじめ電気自動車やハイブリッド車などの生産も行う。

新工場では英国ロータスの高級モデルも生産

吉利汽車は、1997年から自動車の生産を開始した民間企業で、中国の地場系自動車メーカーの中では比較的後発の部類に入る。しかし、2010年にスウェーデンの自動車メーカー大手のボルボ、2017年にはマレーシアの自動車メーカーであるプロトンと英国の自動車メーカーのロータスを傘下に収めたことで注目を集めた。また同社は、武漢の新工場を高級車生産プロジェクトの拠点として位置付けており、浙江吉利控股集団の傘下に入ったロータスの高級モデルも生産する予定だ。

2018年における浙江吉利控股集団が傘下に持つブランドでの自動車販売台数は215万台に上り、4年間で2倍になるなど急成長を遂げている。吉利汽車ブランド単体では150万台に達し、販売台数は中国地場系メーカーで1位となっている。

武漢は最も多くの国外ブランド車を生産する都市に

武漢市内には、フランス系のプジョー・シトロエンやルノーをはじめ、日系のホンダと日産、米国系のゼネラルモーターズ(GM)が生産拠点を設けている(表参照)。今回、吉利汽車の武漢新工場で英国ロータスブランドの車種が生産されることで、武漢ではフランス、日本、米国、英国の4カ国ブランドの自動車生産が行われることになり、中国国内で最も多くの国外ブランド車を生産する都市となる(「長江日報」4月2日)。

表 武漢における海外自動車メーカーの進出状況

現地紙において、専門家は「地場系をはじめ海外の自動車メーカーが武漢に集まることで、多くの自動車系人材が引き寄せられ、武漢は人材面で優位性を持つ都市になるだけでなく、企業をまたいだ人的交流も行われ、今後、武漢では次世代自動車(注)の開発も加速していく」としている。

(注)電動化をはじめ人工知能(AI)や自動運転などの情報技術を融合させた自動車。

(片小田廣大)

(中国)

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