インド下院総選挙、モディ首相の地元グジャラート州で投票
(インド)
アーメダバード発
2019年04月25日
4月11日から7回に分けて段階的に進められているインドの下院総選挙は、最大規模となる3回目の投票が4月24日、ナレンドラ・モディ首相の地元のインド西部グジャラート州や南部ケララ州など15州と連邦管轄の116の選挙区で行われた。
グジャラート州では、26議席をめぐり371人が立候補した。投票率は63.67%で、2014年総選挙投票率(63.66%)とほぼ同じだった。
投票のため、インド人民党(BJP)のモディ首相をはじめ、アミット・シャー党総裁、アルン・ジャイトリー財務相らもアーメダバードに来た。投票を終えたビジェイ・ルパニ州首相は「(BJPが全議席を獲得した)2014年の総選挙がモディ・ウエーブなら、今回はモディ・ツナミだ。BJPが州内の全26議席を獲得する」と強気だ(「タイムズ・オブ・インディア」紙ほか4月23日)。一方、州西部のジュナガド、アムレリ、ポールバンダル、州中部のスレンドラナガーは、グジャラート州の中では珍しく、最大野党インド国民会議(コングレス)の支持が強い地域とされており、5月23日の開票結果が注目される。
投票当日は市内に設置されていた各政党の看板が全て撤去され、行動規範が順守されていた。2つの村で投票を棄権するなどの動きはあったものの、総じて大きな混乱はなかった。
(丸崎健仁)
(インド)
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