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使用中の車両の改造手続きルールを規定

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2019年04月17日

ロシア連邦政府は4月11日、使用中の車両の設計変更(改造)と車両安全に関する技術規則要件の確認ルールに関する連邦政府決定(2019年4月6日付第413号)を公表した。メーカーが想定しないかたちで車両の形状を変えたり、特殊設備を搭載したり、エンジンやシャーシなどを別のものに変更したりする際の権限機関・手続きルールを定めるもの。発効日は6月1日。

この連邦政府決定によると、車両を改造する際に必要な手続きプロセスは次のとおり。a.改造作業を行う前に、ユーラシア経済連合(EEU)統一税関登録簿に掲載されている試験機関で設計変更に関する適合性評価を行い、予備的技術鑑定書を得る。b.その後、a.を含む書類一式を交通警察支部に申請し、許可を取得する。c.取得後に改装作業を行う。d.改造後、b.で許可を取得した交通警察支部に再び出向き、検査と車両証明書の発行申請を行う。e.証明書が発行されたら10日以内に、自動車・連結車登録に関する申請を交通警察支部で行う。なお、技術規則第77条の要件(注)に合致する場合は、この手続きは不要となる。

b.で必要な書類は、申請書、申請者パスポートもしくは本人証明書類、委任状(代理人による申請の場合)、予備的技術鑑定書。d.には、申請書、申請者パスポートもしくは本人証明書類、委任状(代理人による申請の場合)、作業実施者による申請書(ガス燃料エンジン機器搭載の場合)、設計変更後の安全性検査証(試験機関が発行)、証明書発行手数料支払書類のコピー、b.の許可が必要となる。

なお、車両識別番号の欠損、最大積載重量の拡大、車両ベースの変更、乗用車・バスの車体、トラックのキャビン交換、車体・キャビンシャーシ、車両メーカーが想定しないシャーシの交換、積荷・荷卸機器の搭載が車両部分を超える場合は、技術規則第5部2章に記載されている手続きの対象となる。

内務省は6月1日までに、設計変更許可発給に関する国家サービスの実施などの関連する行政規則を整備する。

今回の政府決定が出るまでは、車両の改造に関する明確なルールが欠如しており、車両所有者もしくは改造を実施する事業者などにとっては、法的根拠や手続きの流れが複雑で見えにくいものになっていた。

(注)部品が車両の一部として適合評価をクリアしている場合、自動車メーカーが定めている場合、適合性評価基準の変更に伴う設計変更の場合。

(齋藤寛)

(ロシア)

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