人材省が2020年の祝日発表

(シンガポール)

シンガポール発

2019年04月17日

シンガポール人材省(MOM)は4月8日、2020年の祝日予定を発表した。計11日間あり、うち金曜日が4日間、日曜日が3日間(表参照)。日曜日の祝日では、翌日の月曜日が振替休日となり、例年よりも3連休が多くなる。

表 2020年の祝日一覧

祝日の就業を検討する場合、留意が必要だ。MOMの発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、4月1日に改正された雇用法(注)に基づき、祝日に就業した場合の従業員の権利については次のとおりとなる。

  • 祝日に就業を要求された従業員は、基本給レート1日分の追加給与を受け取れるが、労使双方の合意に基づき、代休を取得することも可能。
  • 雇用法第4章対象外となる、月額基本給4,500シンガポール・ドル(約37万3,500円、Sドル、1Sドル=約83円)を超える単純労働者、月額基本給2,600Sドルを超える一般従業員、全てのマネジャーおよび管理職については、労使双方の同意に基づいた時間に対しての代休を取得する権利が得られる。

(注)シンガポールの雇用法は4月1日に改正され、対象となる従業員の範囲が拡大、全従業員が同法の対象となった。また、同法第4章には、勤務時間・残業時間の制限、残業手当支給、週1日の休暇(週休)付与の義務など、雇用条件に関わる規定について明記されているが、同規定の対象範囲も拡大された(2019年3月1日付地域・分析レポート参照)。

(安野亮太)

(シンガポール)

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