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エコノミストの2019年末予想、インフレ率36%、対ドル50ペソに下落

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年04月09日

アルゼンチン中央銀行は4月3日、現地の民間エコノミストらによる最新の経済見通しの集計値(REM)を発表した。2月と3月の対ドル・ペソ安加速と公共料金などの値上げを反映したことで、インフレ率は前回値から上方修正された。

発表によると、2019年のインフレ率の今回の見通しは36.0%と、前回(3月6日)予想値を4.1ポイント上回った。月間インフレ率は、7月以降から2.0%台に落ち着くとしているが、3月、4月はそれぞれ前回予想値を0.8ポイント上回る3.8%(前回3.0%)、3.5%(2.7%)という予想となっている。2020年の見通しは23.0%(20.3%)、2021年は16.0%(15.0%)となった。

為替レートの2019年末の見通しは、前回の1ドル=48.0ペソから2.0ペソ安い50.0ペソとなった。3月は、7日に1ドル=43.41ペソを記録したものの、その後は41~42ペソで推移。3月下旬にかけて再びペソ安が加速し、29日には44.40ペソを更新した。エコノミストらは4月末の予測は平均で43.20ペソ(前回40.50ペソ)としており、9月末時点では前回の2019年末の見通しを超える48.7ペソに達するとしている。

政策金利に関しては、3月は60%台と高水準で推移し、28日には68.34%と同月で最も高くなった。エコノミストらは、4月の平均政策金利が65.00%(47.10%)になると予測している。5月以降は徐々に利下げするとしているが、2019年末では前回値を8ポイント上回る45.00%となった。

インフレ率、為替、政策金利がそれぞれ上方修正される中、GDP成長率の見通しは、2019年がマイナス1.2%(1.3%)、2020年が2.4%(2.5%)、2021年が2.5%(2.5%)とわずかな変動にとどまった。なお、3月27日に発表されたOECDによるアルゼンチンのGDP予測(2019年4月4日記事参照)では、2019年をマイナス1.5%、2020年を2.3%としており、エコノミストらの予想を下回っている。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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