第5回米国・モロッコ貿易フォーラム開催

(モロッコ、米国)

ラバト発

2019年04月17日

第5回米国・モロッコ貿易フォーラムが4月4日に米国マイアミで開催された。モロッコやアフリカ諸国と米国間の貿易促進、経済連携の強化を目的に開催され、政府関係者やビジネス界のリーダー、専門家が参加した。

モロッコ投資輸出開発庁(AMDIE)と、全米商工会議所所管の米国・アフリカビジネスセンター(USAfBC)が両国間のビジネス促進に関する覚書を締結した。貿易と投資分野での協力、モロッコの投資環境の改善、モロッコ・米国の自由貿易協定(FTA)のさらなる活用が目指される。

両国間のFTAは2006年1月に発効した。農水産品、工業製品、サービス、TRIPS、社会・環境問題などを盛り込んだ包括的なFTAだ。モロッコの貿易相手国の中で、米国は輸出入(通関ベース)ともに4位(2017年)。また、米国のモロッコへの直接投資額(2017年、フロー)はフランスに次ぎ2位で、約59億モロッコ・ディルハム(約690億3,000万円、MAD、1MAD=約11.7円)だった。

また4月3日には、モロッコの航空会社ロイヤル・エア・モロッコが同国の最大都市カサブランカとマイアミ間の直行便を開通し、週3便運航される。同社が結ぶ両国間の直行便としては、ニューヨーク、ワシントンに続き3番目の都市となった。

(本田貴子)

(モロッコ、米国)

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