民間の祝日数を公的セクターと統一

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2019年04月26日

アラブ首長国連邦(UAE)連邦人的資源庁は4月22日、2019年および2020年の祝日予定を発表した(表参照)。UAEでは一部の祝日については、これまで公的セクターの祝日数が民間セクターよりも多かったが、2019年3月5日にUAE内閣は民間セクターに公的セクターと同じ日数の祝日を認めると発表していた。それに基づき、新たに官民共通の祝日が定められたもの。今回の発表に伴い、断食明け大祭などのこれまで官民で異なっていた祝日数が統一された。

一方で、預言者昇天祭(2019年は4月3日の予定だった)および生誕祭(同じく11月10日)は祝日から外された。2019年の断食明け大祭は6月3日(月)~6日(木)と想定されており、週末である金・土曜日と続けて最長6日間の連休となる見込みなため、既に旅行会社などは特別パッケージの販売などを開始している。

表 2019年および2020年の祝日予定

また、祝日ではないが、2019年については5月5日もしくは6日ごろから始まる見込みの断食月(ラマダン)には、公的セクター、民間セクターともに勤務時間短縮などの措置が例年どおり取られる予定だ。

(山本和美)

(アラブ首長国連邦)

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