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インド発のヘルステック企業、日本も視野に

(インド)

ベンガルール発

2019年04月10日

日本の投資家や企業からの注目を集めるヘルステックスタートアップがインドにある。世界的な社会課題となっている女性の乳がんの早期発見に貢献するニラマイ・ヘルス・アナリティクス外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますだ。3月13日に大阪で開催された国際イノベーション会議「ハック大阪2019外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で行われたビジネスプランコンテストにおいて、インド・ベンガルールに拠点を置く同社がトップ受賞に輝いた。同社は、ジェトロ・ベンガルール事務所が推薦したスタートアップの1社だ。共同設立者のギータ・マンジュラート最高経営責任者(CEO)とニディ・マトゥール最高執行責任者(COO)、訪日後の3月27日にインタビューを行った。

新たな発想と技術で世界の医療現場への貢献を目指す

(問)起業のきっかけと、活用している技術は。

(答)マンジュラート氏:コンピュータサイエンス分野の博士号を取得した技術者だが、親族が乳がんに罹患(りかん)したことをきっかけに、2016年に当社を設立した。赤外線カメラ、人工知能(AI)、マシーンラーニングとクラウドコンピューティングを組み合わせることで、インド初の低コストで体を傷つけない検診システムを開発した。世界保健機関(WHO)によると、世界では、乳がんが女性がん患者の約25%を占めており、米国では8人に1人が乳がんにかかっている。世界的に大きな社会課題だと感じている。

(問)現在のビジネスの状況は。

(答)マンジュラート氏:これまでにインドのベンチャーキャピタル企業のほか、日本の投資家からも投資を受け、現在、社員30人ほどの企業へと成長した。2018年からインドの10都市23カ所でサービスを開始しており、合計6,000人以上の臨床例を有する。NPO団体とも提携し、医療へのアクセスが難しい農村地域や、他のアジア圏での事業拡大を図っている。

(問)今後の日本でのビジネス展望は。

(答)マトゥール氏:日本においても、ニラマイの技術を病院などで普及させていきたい。日本でのビジネスは、言語や文化の違いなど、一見、障壁が高いように感じるが、イノベーション・エコシステムは発達しており、コミュニケーションも特に問題ない。インドは日本から学ぶことが多い。

写真 「ハック大阪」での参加企業の集合写真(ジェトロ撮影)

「ハック大阪」での参加企業の集合写真(ジェトロ撮影)

写真 CEOのマンジュラート氏(左)とCOOのマトゥール氏(右)(ジェトロ撮影)

CEOのマンジュラート氏(左)とCOOのマトゥール氏(右)(ジェトロ撮影)

(瀧幸乃)

(インド)

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