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ブロックチェーンや女性起業家に特化のインキュベーターが続々誕生

(米国)

シカゴ発

2019年04月17日

米国シカゴで分野特化型のインキュベーターが増加している。

シカゴ初のブロックチェーン・イノベーション・エコシステムのオムニアムがシカゴの金融地区の中心にオープンした(4月11日地元メディア報道)。オムニアムはブロックチェーンのスタートアップ企業に対してオフィススペース、コンサルティングサービス、教育、各種イベント開催や資金調達の支援を行うことを目的としている。総面積は約2,300平方メートル以上あり、現時点ではシカゴを拠点とする仮想通貨交換所のビークシー1社が入居している。オムニアムは独自の投資ファンドも有している。シカゴは世界最大の先物取引所を持つ金融の街であり、フィンテック企業の一層の活躍が見込まれる。

また、再開発が進むシカゴのウエストループ地域では、女性起業家向けのコワーキングスペース「ザ・ウイング」が4月11日にオープンした。ザ・ウイングは全米で女性向けのコワーキング施設を展開しており、シカゴは6カ所目となる。約790平方メートルのオフィスに、シカゴを代表する建築家フランク・ロイドの様式を取り入れ、女性経営者のレストランやカフェ、女性芸術家の作品を並べたギャラリーを併設する。ピッチブックによると、シカゴは女性起業家の割合が世界一とされており、ダイバーシティーを生かした多くのイノベーション創出が見込まれている。

このほか、シカゴには分野特化型のインキュベーターが多く、1871(ソフトウエア分野、注1)、コネクトリー〔IoT(モノのインターネット)分野、2019年4月17日記事参照〕、エムハブ(ものづくり分野)、マター(ヘルスケア分野、注2)のほか、2112(映画・音楽分野、注3)、ブルー1647(注4)などの教育(エド)テックに特化したインキュベーターなども存在している。シカゴのスタートアップ関連情報サイト「ビルトインシカゴ」によると、シカゴには現在99のコワーキングスペースがあり、合計面積は約24万3,000平方メートルにも及ぶという。

シカゴのスタートアップ事情:「米国中西部スタートアップ」インタビューについては、以下のシリーズ記事参照。

  1. シカゴ発のナノグラフ・コーポレーションが日本へ展開(1月17日地域・分析レポート)
  2. ものづくりに特化したアクセラレータに見るシカゴのイノベーション事例(エムハブ)(2月4日地域・分析レポート)
  3. シカゴ発世界最大級の楽器専門ECサイトを運営するリバーブ(2月4日地域・分析レポート)

(注1)2012年設立のデジタル・スタートアップ・コミュニティーを支援するインキュベーター。2018年にはUBIグローバルが実施する「大学などの高等教育機関と提携するインキュベーターランキング」で世界1位にもなった。

(注2)2015年設立のシカゴを拠点とする医療テクノロジーに特化した新興企業インキュベーター。企業のイノベーション促進事業を手掛ける。

(注3)2014年設立の音楽や映画分野の起業家の育成に焦点を当てた、シカゴ初のビジネスインキュベーター。

(注4)2013年設立の教育や労働力開発に焦点を当てたインキュベーター。

(河内章)

(米国)

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