外国製の車両、エンジンなど計1万点以上に罰金

(米国)

ロサンゼルス発

2019年03月19日

米国環境保護庁(EPA)は3月12日、ロサンゼルス・ロングビーチ港湾で米国税関国境保護局(CBP)と合同で実施している検査の結果、連邦の排出基準を満たさない違法な車両、オートバイ、エンジンなどに対して罰金を科したことを発表した。

EPAの発表内容外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、ベトナムや中国から輸入されたオートバイ、オフロード車、エンジンなどが連邦の排出基準を満たしていないとしている。指摘されたのは計24社、品目は1万点超、罰金額は計53万199ドルに及び、輸入者名、輸入品および罰金などの詳細が公表されている。

米国の大気浄化法(Clean Air Act)は、連邦の排出基準を満たすEPAの認証を受けない限り、新たなエンジンや車両の輸入を禁じている。EPAは、米国に輸入されるコンテナ貨物の40%が集まる南カリフォルニアで2014年からCBPとともに検査を実施しており、環境保護の観点からは、エンジン、車両、農薬に焦点を当てている。

車両やエンジンの米国への輸入規制に関しては、環境保護庁のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(北條隆)

(米国)

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