エチオピア航空、B737-8Maxの運航を当面停止

(エチオピア)

アディスアベバ発

2019年03月12日

エチオピア航空は、3月10日午前に起きたケニア・ナイロビ便(ET302)の墜落事故を受けて、同型機であるボーイング737-8Maxを当面、運航停止外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますとする旨を発表した。

エチオピア航空によれば、2月時点の運航機材数外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、旅客用が100機(貨物機を含めると111機)。このうち、墜落事故を起こしたのと同型機材は旅客用に3機有しており、納品待ち機材が29機となっていた。

エチオピア~ケニア間の飛行時間は直行便で約2時間。主要な航空会社では、エチオピア航空とケニア航空が直行便を有している。両航空会社合わせて、日に4~6便がエチオピアのボレ国際空港とケニアのジョモ・ケニヤッタ国際空港間に就航している。両空港間は、720マイル(約1,152キロ)強のため、エチオピア航空の保有機材では、主に国内線など短距離で座席数の少ない路線に使われるボンバルディア(DH8-Q400)も含めて、全機材が利用可能だ。事故から一夜明けた3月11日のナイロビ便(ET302)はボーイング787-8で運航した。

(関隆夫)

(エチオピア)

ビジネス短信 fe799fbc6d645e25