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農業機械向けクレジットなど、農業回復への施策発表

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年03月29日

アルゼンチン最大級の農産業展示会「Expoagro2019」が3月12~15日、ブエノスアイレス中心部から北西約225キロのサン・ニコラス地区で開催された。国内の農業関係者が集まる大型イベントで、会場では農業機械やトラクターなど実機の展示をはじめ、出展企業による最新技術の野外デモンストレーションや、家畜の品評会も行われた。2018年は過去50年で最悪ともいわれる干ばつに見舞われ、農業は大きな打撃を受けたが、2019年は回復が見込まれている。出展者は前年比12%増の521社(前回464社)、来場者は同1万5,000人増の16万5,000人だった。

会期中はマウリシオ・マクリ大統領やダンテ・シカ工業生産・労働相、ルイス・ミゲル・エチェベレ同副大臣(農産業庁担当)など要人も訪問した。マクリ大統領は短い演説を行い、「歴史的な干ばつに直面しつつも、2019年は記録的な収穫高が見込まれる農業分野は驚異的だ」と述べた。さらに、農業分野を取り巻く環境を踏まえた取り組みとして、農村地区のネットワーク環境の改善、出荷の際の移動における安全性の強化、農業機械やトラクターなどの購入に向けた投資貿易銀行(BICE)による新たなクレジットライン導入などを発表した。

国家統計センサス局(INDEC)が3月20日に発表した2018年の農業機械情報第4四半期(10~12月)レポート(Informe de la industria de maquinaria agrícolaPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))によると、干ばつの影響や生産者の資金不足などを背景に、2018年の農業機械の売上台数は落ちている。例えば、収穫機の販売台数は前年比45.8%減の789台、売上額は23.4%減の64億7,730万アルゼンチン・ペソ(約1億4,700万ドル、1ドル=約44ペソ)に終わった。BICEのプレスリリースによると、クレジットラインの導入は落ち込んだ農業機械の売り上げ増、生産性や競争力の促進を目的としている。ダンテ・シカ工業生産・労働相は、生産者に農業機械の購入意欲があるとし、生産者がより良い技術を多く取り入れられることを望んでいるとした。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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