2018年のGDP成長率4.0%、商業分野が牽引

(モルドバ)

欧州ロシアCIS課

2019年03月20日

モルドバ国家統計局は3月15日、2018年のGDPは1,900億1,633万レイ(約1兆2,351億円、1レイ=約6.5円)で、成長率は4.0%と発表した。

生産分野別では、GDPで最も大きな割合を占める(シェア18%)卸売り・小売りなどが前年比6.0%増、建設(9%)が11.6%増となり経済を牽引。加工業(13%)は3.6%増、農林水産業(12%)は1.9%増となり、前年比プラスとなったものの、経済全体の伸びは下回った。

パベル・フィリプ首相は3月18日、GDP成長率が4.0%になったことについて、「経済のエンジンが正しい方向で機能していることを意味している」とコメント。政府として引き続き生産と投資環境の整備に努めるとしている。

世界銀行が1月に発表した最新の世界経済見通しでは、モルドバの2018年のGDP成長率は4.8%と推定されていたが(2019年1月9日記事参照)、今回の発表は推定を下回った。

(高橋淳)

(モルドバ)

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