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極東の日本製品小売店、税率引き上げ後も販促活動で業績好調

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2019年03月08日

ロシア極東の商業の中心地ウラジオストク市にある「ダンラン」は、食品を中心とした日本製品を販売する小売店だ。2014年以降、景気低迷が長引いていたロシア経済だが、小売り担当のエレナ・シドロワ氏は「売り上げは安定的に回復してきた」と2018年を振り返る。2019年2月15日に実施したジェトロによるインタビューの概要は次のとおり。

(問)2018年の営業利益について、どのように評価しているか。

(答)2014年の不景気から、売り上げ、顧客数ともに毎年少しずつ回復し、安定してきた。2019年1月から付加価値税率の引き上げに伴い全商品を値上げしたにもかかわらず、1月の売上高は前年同月より増加した。現在の4店舗に加えて、ウラジオストク市内に新規1店舗を立ち上げる予定。好調の要因としては、販促活動に注力したことが挙げられる。SNSを日々更新し、商品紹介を継続して行ったほか、2018年秋には地元のテレビ局でCMを放映、自治体と協力した試食会などのイベントも実施した。

(問)2018年の売れ行きに変化があった商品は。

(答)ふりかけの売れ行きが好調だった。以前から販売していたが、最近、売り上げが伸長してきた。コメに慣れた購買客が増え、その新しい食べ方として、ふりかけを利用しているのではないかと考えている。売れ行き好調に伴い、ラインアップを増やして対応している。そのほか、抹茶やハーブティーなどの茶類も、以前より売れ行きが好調。コーヒー、ソース、しょうゆ、カップラーメン、菓子などは不動の人気だ。最近は食品以外の取り扱いも開始し、食器や洋服、生活関連品なども置いているほか、顧客のリクエストに応えるかたちで、キャラクターの置物なども販売している。

写真 食料品だけでなく、生活用品など多様な商品を取り扱う(ジェトロ撮影)

食料品だけでなく、生活用品など多様な商品を取り扱う(ジェトロ撮影)

(問)2019年に取り組んでいきたいこと、また日本企業と取り組みたいことは。

(答)日本での「期間限定」の食品を積極的に取り扱いたい。日本では、(菓子など)各メーカーが季節ごとに旬のフレーバーを商品化している。そうした期間限定商品を取り扱い、顧客に頻繁に来てもらえるよう工夫したい。また、日本企業・自治体と協力して、試食会などの販促イベントをさらに実施できればうれしい。2016年に島根県とともに店舗で行った試食会では、島根の特産品を使った料理を提供し盛況のうちに終わった。既存取り扱いの製品を中心に、日本企業や自治体に販促に協力してもらえればうれしい。

写真 「ダンラン」小売り担当のエレナ・シドロワ氏(ジェトロ撮影)

「ダンラン」小売り担当のエレナ・シドロワ氏(ジェトロ撮影)

(加峯あゆみ)

(ロシア)

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