ムナンガグワ新政権下でのビジネスチャンスを探る、日系企業のミッション実施

(ジンバブエ)

ヨハネスブルク発

2019年03月06日

ジェトロが2月18~20日に実施したジンバブエ・ビジネスミッション(注)に、日系企業15社から21人が参加した。2018年8月に発足したエマーソン・ムナンガグワ大統領政権(2018年8月30日記事参照)下での、ビジネス展開の可能性を探った。

初日はジンバブエ政府、投資機関、民間企業関係者が参加するビジネスセミナーを開催。日本企業からは、外貨送金や同国の債務などのリスクを懸念する声が聞かれた。2日目は、ムナンガグワ大統領のほか、主要閣僚5人およびジョン・マングジカ中央銀行総裁への表敬訪問を実施。同大統領は「『ビジネスに開かれたジンバブエ』として経済改革を進めているところで、両国間でのビジネス発展や日本企業からの新たな投資を期待したい」と述べた。

写真 2日目はムナンガグワ大統領らを訪問(ジェトロ撮影)

2日目はムナンガグワ大統領らを訪問(ジェトロ撮影)

3日目は、同国の通信最大手エコネットや、大手鉱業関連企業のリオジム、ジムプラッツなどへの企業訪問を実施。参加企業からは、国民の教育水準の高さなどが魅力的とのコメントが寄せられた。

写真 3日目はエコネットなどの企業を訪問(ジェトロ撮影)

3日目はエコネットなどの企業を訪問(ジェトロ撮影)

(注)在南アフリカ共和国日本商工会議所との共催で、在ジンバブエ日本大使館が協力。

(築舘弘和)

(ジンバブエ)

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