極東最大のショッピングセンターがウラジオストクで一部開業

(ロシア)

モスクワ発

2019年03月07日

ウラジオストクで、ロシア極東地域で最大規模となるショッピングセンター「カリナ・モール」の一部が2月28日にオープンし、多数の市民やメディアが詰めかけた。

写真 建物の外観(ジェトロ撮影)

建物の外観(ジェトロ撮影)

写真 建物の内部(ジェトロ撮影)

建物の内部(ジェトロ撮影)

建物の延べ床面積は10万2,000平方メートル、総賃貸面積は4万8,000平方メートル。これまで最大だった「セダンカ・シティ」(延べ床面積は9万4,000平方メートル、総賃貸面積は4万5,000平方メートル)を上回る規模となる。建物は地下を含め5階建てで、商業エリアは地上3階部分、2,000台を収容する駐車場が地下1、2階にある。

同センターのデベロッパーはウラジオストク自由港入居企業のアルタヤルで、投資額は約30億ルーブル(約51億円、1ルーブル=約1.7円)。1日当たりの来場者数を3万人と想定している(電子メディア「イースト・ロシア」2月28日)。

当初は2017年11月の開業を目指して建設が進められていたが(2016年12月21日記事参照)、開業が1年以上遅れていた。ショッピングセンター内の店舗は開業に至っていないところもあり、4月27日にあらためて「グランドオープン記念式典」の開催が予定されている。

カリナ・モールには、極東大手のハイパーマーケット「サムベリ」や、外国ブランドを含む数多くの有名専門店が入居する。衣料品専門店ザラ系列の生活雑貨店「ザラ・ホーム」、衣料品・雑貨店マークス&スペンサーなど、ウラジオストクもしくはロシア極東で初の出店となる店舗も多く含まれる。

(タギール・フジヤトフ)

(ロシア)

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