2018年のGDP成長率は3.3%

(ウクライナ)

欧州ロシアCIS課

2019年03月25日

ウクライナ国家統計局は3月21日、2018年のウクライナの国内総生産(GDP)は3兆5,587億600万グリブナ(約14兆5,907億円、1グリブナ=約4.1円)、GDP成長率は3.3%と発表した。

生産分野別の前年比は21日時点では発表されていない。一方、生産分野別の2018年のGDPに占める割合では、卸・小売りなど(13.2%)、加工業(11.5%)、農林水産業(10.1%)、輸送・倉庫・物流業(6.4%)の順となっている。

ウクライナ経済は2014年にマイナス6.6%、2015年にマイナス9.8%と大幅に落ち込んだが、2016年は2.4%の増加に転じ、2017年は2.5%、2018年は2011年来の高い伸びとなる3.3%で、消費を中心に(2018年10月25日付地域・分析レポート参照)経済が回復している。

2月13日に開催された閣議でボロディミル・フロイスマン首相は、2018年GDP成長率の速報値(3.2%、当時)に対し、「十分に前向きな数値」と評価する発言を行っていた。

(高橋淳)

(ウクライナ)

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