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2019年のインフレ率予想を上方修正、再び30%台に

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年03月20日

アルゼンチン中央銀行は3月6日、現地の民間エコノミストらによる最新の経済見通しの集計値(REM)を発表した。1月のインフレ率が市場予想と比べて悪化したことから、2019年の消費者物価上昇率の今回の見通しは31.9%と、前回(2月4日)予想値を2.9ポイント上回った。2月14日に発表された1月のインフレ率は、前月比2.5%という市場の予想を上回り、前月比2.9%となったことから、エコノミストらはそれを踏まえて上方修正を行い、2月の月間インフレ率も前回の予想値2.6%から0.9ポイント高い3.5%になると予想している。なお、2020年の見通しは20.3%(前回19.5%)、2021年は前回に引き続き15.0%とした。

為替レートについては、1月から2月中旬にかけて1ドル=37~38ペソと、バンド制の下限で推移していたが、2月19日には一時40ペソを記録(添付資料参照)。その後2月末まで38~39ペソ、3月に入ってからは39~41ペソで推移しており、3月末時点の予測は平均で39.5ペソ(前回39.3ペソ)と、前回よりもわずかにペソ安の見立てとなっている。2019年末時点の予測は、前回と変わらず48.0ペソとなった。

政策金利は、2018年12月にバンドの下限値を60%から引き下げて以降、1月は50%台、2月は40%台を記録しており、2月13日には43.971%まで下がった。2月14日以降は再び利上げの傾向にあり、3月12日には62%まで上昇した。エコノミストらは、3月末の政策金利を49.00%(前回50.76%)と、2月の政策金利の平均値47.57%よりも引き上げられるとみている。なお、2019年末の予測は37.00%と前回値を維持する結果となった。

GDP成長率の見通しについては、2019年がマイナス1.3%(前回マイナス1.2%)とわずかに下方修正された。IMFの予想ではマイナス1.7%、アルゼンチン政府が作成した2019年の予算書ではマイナス0.5%で、2020年、2021年はいずれも2.5%と前回変更がなかった。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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