福州市の2018年GRPは8.6％成長、民間投資が好調

福州市統計局の1月22日の発表によると、2018年の福州市の域内総生産（GRP）成長率は8.6％、総額は7,856億8,100万元（約12兆5,708億9,600万円、1元＝約16円）だった（図、表参照）。成長率は前年から0.1ポイント低下した。

産業別の成長率は、第一次産業が4.3％、第二次産業が8.4％、第三次産業が9.2％だった（表参照）。

民間投資が好調

項目別では、固定資産投資は前年比11.7％増（伸び率は前年比で0.6ポイント下落）となった。うち、不動産開発投資は15.0％減の1,439億6,800万元だった。

民間投資は29.9％増で、寄与率は131.8％、全体を15.5％引き上げた。東旭光電の8.5世代TFT液晶ガラス基板生産ラインプロジェクト、泰銘新世紀のカラーステンレス生産プロジェクトなどが実施された。

社会消費品小売総額は前年比11.3％増（0.1ポイント低下）の4,666億4,607万元だった。

貿易額は前年比5.0％増（7.0ポイント低下）の2,452億7,473万元、うち、輸出が11.6％増（6.5ポイント上昇）の1,654億8,227万元、輸入が6.5％減（32.9ポイント低下）の797億9,246万元だった。

一定規模以上（注）の工業企業の付加価値増加額は9.0％増（0.8ポイント上昇）だった。

（注）主要業務収入が2,000万元以上の卸売業、500万元以上の小売業の法人、主要業務収入が2,000万元以上の工業企業法人など。

（河野円洋）