山東省の2018年GRP成長率は6.4％

山東省統計局は1月29日、2018年の経済状況を発表した。域内総生産（GRP）は前年比6.4％増の7兆6,469億7,000万元（約122兆3,515億円、1元＝約16円）だった。青島市のGRP総額は1兆2,001億5,000万元で省内トップだった。

産業別にみると、第一次産業の総額は2.6％増の4,950億5,000万元、第二次産業は5.1％増の3兆3,641億7,000万元、第三次産業は8.3％増の3兆7,877億4,000万元だった（表参照）。

山東省政府は「2018年の経済は安定を保ちながら発展しており（穏中有進）、発展も良い方向に向かっている（進中向好）」とコメントした。

山東省経済の主要産業は、伝統的な工業からハイテク製造業やサービス業に移行しつつある。項目別にみると、固定資産投資総額は前年比4.1％増で、このうちサービス業関連の投資が占める割合は58.8％に達した。また、設備製造業やハイテク製造業への投資も増えている。

就業支援政策が功を奏し、2018年に都市部で新た就業した人数は136万8,000人に達し、目標値を24.4％上回った。

（武瑞琴）