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フロリダ州新知事(共和党)が教育・環境を重視、企業減税は織り込まず

(米国)

アトランタ発

2019年02月08日

フロリダ州のロン・デサンティス新知事(共和党)は2月1日、2019/2020年度(2019年7月~2020年6月)予算案を公表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。2018/2019年度予算を26億ドル上回る、総額913億ドルの予算は過去最高額となるが、デサンティス知事は「前年度予算をほぼ踏襲した結果」としている。

2019/2020年度予算案は過去最高額に

1月8日に行われた就任演説で、デサンティス知事はリック・スコット前知事が果たした州経済再興の業績をたたえ、「その基盤を踏襲する」としながらも、「全米の多くの州が企業誘致のために増税による公共投資を続けて、州財政に悪影響を及ぼしている」と批判し、「低税率と健全な法規制や、ビジネス環境がもたらす好循環による企業誘致を目指す」と述べていた。

同知事は今回の予算案についても、「中産階級家庭を主とする納税者の税負担を抑え、低い州税率を維持するための予算」としており、選挙公約に掲げていた法人税減税をはじめとする、さまざまな企業向け減税が織り込まれなかった点や、ヘルスケア予算の大幅な削減がなかったことについては、民主党からも評価する声が上がっている。

州上院民主党院内総務のオードレー・ギブソン氏は「民主党が主張してきた水質保全や公教育予算増について、知事が重視すると表明したことに期待する」とした。就任演説で環境保護や教育の重視を強調したデサンティス知事は、6億2,500万ドルを環境対策に、217億ドルを義務教育予算に盛り込んだ。スコット前知事を非難してきた州環境団体も、新知事の環境重視姿勢を評価している。

「明るい将来に向けた大胆なビジョン」を掲げる同知事は、州立大学・高等教育機関や奨学金の予算を増額したほか、ハリケーン復興にも20億ドルを費やすとし、それ以外の支出である交通インフラ整備や州観光公社などの政府機関向け予算はほぼ現状維持とした。交通インフラについては、マイアミや州中部などの渋滞緩和を最重点としており、ビル・ガルバノ州上院議長が提案した過疎地域への高速道路延伸計画について、関心があるとしたものの、予算には組み込まれなかった。

予算案は3月5日から開会する州議会に提出される。

(ラマース直子)

(米国)

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