2018年の新車販売、生産台数とも前年比倍増

(ミャンマー)

ヤンゴン発

2019年02月14日

ミャンマー自動車協会(Automotive Association of Myanmar)によると、2018年の新車販売台数は約1万7,500台で、前年比2.1倍となった。内訳は、乗用車が約1万4,400台(前年比2.4倍)、商用車が約3,100台(4割増)で、乗用車が倍増している。メーカー別販売台数は、乗用車では首位のスズキが約8,600台(3.7倍)、2位のトヨタが約2,400台(8割増)、商用車(ピックアップトラックを含む)では首位のスズキが約1,700台(6割増)、2位のトヨタが約580台(2割増)となり、国内生産を行っているスズキの伸びが目立った。

一方、2018年の国内生産台数は約1万2,300台(前年比2.5倍)で、内訳は、乗用車が約1万100台(3.1倍)、商用車が約2,200台(3割増)と、乗用車の伸びが顕著だった。メーカー別生産台数は、乗用車では首位のスズキが約8,800台(3.7倍)、2位の日産が約1,000台(2.0倍)、商用車では首位のスズキが約1,600台(6割増)、2位のフォードが約550台(14%減)と、日系自動車メーカーが着実に生産台数を増やしている。

スズキはティラワ経済特区に第2工場を構え、既に増産対応をしている。一方、日産車を展開するマレーシア資本のタンチョンモーター(TCM)は現在、ヤンゴン市内の第1工場で乗用車のみを生産しており、増産体制を敷くのは、建設中の第2工場が稼働する2019年半ば以降になるものと予想される(2018年11月29日記事参照)。

(草苅貴)

(ミャンマー)

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