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2018年のGDP成長率は前年を下回る1.4%

(ドイツ)

ベルリン発

2019年02月28日

ドイツ連邦統計局は2月22日、2018年第4四半期(10~12月)の実質GDP成長率を前期比横ばい(0.0%)、前年同期比で0.9%と発表した(表1参照)。

表1 2018年の実質GDP成長率四半期ベース

需要項目別にみると、内需は前期比で横ばいにとどまった。総固定資本形成が0.9%増で、前期の0.4%増から伸びが拡大した。うち、建設投資は1.3%増と大きく拡大し、機械設備投資も0.7%増と堅調さを維持した。政府消費支出も1.6%増と著しく増加し、第4四半期の成長に貢献した。個人消費は0.2%増と伸び悩んだ。貿易(財・サービス)の動向をみると、輸出は前期比で0.7%増と、前期のマイナス成長から好転したが、輸入も同じく前期比0.7%増となったことから、純輸出は成長に貢献しなかった。

2018年通年のGDP成長率(修正値)は前年比1.4%ととなり、好調だった2017年の2.2%から0.8ポイント低下した(表2参照)。需要項目別にみると、内需は1.9%増と、2017年の2.0%増から0.1ポイント低下したものの、引き続き経済を牽引した。うち、個人消費や政府消費支出は1.0%増で、2017年よりも低下したものの、経済への寄与度は継続して高かった。総固定資本形成は2.6%増だった。うち、機械設備投資は堅調で4.2%増と、2017年よりも0.5ポイント上昇、一方、建設投資は2.4%増と減速した。

表2 実質GDP成長率の推移

2018年のGDP統計上の貿易動向(財・サービス)をみると、輸出は前年比2.0%増で、貿易統計上の輸出額は(財のみ)は1兆3,179億ユーロと前年比で3.0%増加した。財の輸出を地域別にみると、EU向けは7,787億ユーロと、2017年に比べ3.8%増加した。うち、ユーロ圏向けと非ユーロ圏向けはそれぞれ4.5%増、2.8%増だった。EU域外への輸出は、1.9%増にとどまった。

輸入(財・サービス)は、前年に引き続き輸出以上の伸びとなり、前年比3.3%増だった。貿易統計上の輸入額は(財のみ)は1兆900億ユーロとなり、前年比で5.7%増加した。地域別にみると、EUからは6,230億ユーロと、2017年に比べ6.3%増加した。うち、ユーロ圏からと非ユーロ圏からはそれぞれ6.9%増、5.2%増と伸びを見せた。EU域外からの輸入も4,670億ユーロで5.0%増となった。

経済・エネルギー省は1月30日に発表した2019年の年間経済報告書で、同年の実質GDP成長率を1.0%と見込んでいる。2018年に比べて成長は減速するものの、10年連続でプラス成長を続けると予測。失業率は、2018年の5.2%から2019年は4.9%に低下する見通し。全体的にみて、ドイツの経済発展は上向きのままだが、外部環境のリスクが高まっていることが2019年の成長率が前年を下回る理由の1つと発表した。

(油井原詩菜子)

(ドイツ)

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