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大統領選決選投票で、前職のラジョリナ氏が再選

(マダガスカル)

ヨハネスブルク発

2019年01月11日

マダガスカル高等憲法裁判所は1月8日、2018年12月19日に行われた大統領選挙の決選投票でアンドリー・ラジョリナ候補勝利の選挙結果を認める判決を下した。決選投票で敗れたマーク・ラバルマナナ陣営は、投開票で不正があったとして、12月27日の結果発表の数時間後に同裁判所に提訴していた。決選投票でのラジョリナ氏の得票率は55.57%、ラバルマナナ氏は44.43%だった。ラジョリナ氏は11月7日に行われた第1回投票でも最多得票率となる39.19%を獲得していた(ラバルマナナ候補は35.29%で2位)。

ラジョリナ氏は48歳。マダガスカルの名家の出身で、ディスクジョッキーやイベントビジネスで成功を収めた後、首都アンタナナリボの市長時代の2009年に、軍主導によるクーデターでラバルマナナ大統領(当時)を追放。2014年まで暫定政権の大統領を務めた。当時の国際社会は暫定政権を認めず、アフリカ連合(AU)や南部アフリカ開発共同体(SADC)の参加資格停止や、米国の「アフリカ成長機会法(AGOA)」による援助の停止などの制裁措置が課され、経済は停滞した(2014年2月3日記事参照)。2014年の大統領選では、ラジョリナ氏が支援したヘリ―・ラジャオナリマンピアニナ氏が勝利。国際社会への復帰を果たすとともに、外国投資誘致をてこに安定した経済成長が続いたが(2017年12月21日記事参照)、今回の大統領選では、第1回投票でラジャオナリマンピアニナ氏の得票率は8.84%にとどまり、決選投票に進むことができなかった。

ラジョリナ氏は選挙結果を受け、マダガスカル国民が求める経済発展のために尽力すると演説した。同国の1人当たり国民所得は474ドル(2018年、IMF)で依然として最貧国レベル。ビジネス界では選挙結果の発表前から、ポピュリズム色の強いラジョリナ候補に比べ、大統領時代に全方位外交、積極的な外資誘致を行ってきたラバルマナナ候補の勝利を期待する声が大きかった。

(高橋史)

(マダガスカル)

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