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2018年のGDP成長率は7.1%、過去10年間で最も高い成長

(ベトナム)

ハノイ発

2019年01月09日

ベトナム統計総局は2018年12月27日、2018年の実質GDP成長率を7.1%と発表、2008年の世界経済危機以降10年間で最も高い成長を記録した(図参照)。四半期ごとでは、第1四半期(1~3月)7.5%、第2四半期(4~6月)6.7%、第3四半期(7~9月)6.8%、第4四半期(10~12月)7.3%となり、政府の目標値6.5~6.7%を上回った。

図 実質GDP成長率の推移

業種別では、農林水産業が3.8%(前年比0.9ポイント増)、鉱工業・建設業が8.9%(0.9ポイント増)、サービス業が7.0%(0.4ポイント減)だった(表参照)。鉱工業・建設業は引き続き高い成長率を記録し、中でも製造業が13.0%の伸びを示すなど、経済全体の成長に大きく貢献した。

農林水産業は2012年以降、過去6年間で最も高い伸び率となった。農業農村開発省の担当者によると、2018年は好天に恵まれ、品種改良も進んだことなどを受け、コメや果樹をはじめとする農産物の収穫量が増えた。今後は農林水産業の高付加価値化を目指し、農産物の加工分野へのさらなる外国直接投資も期待していると述べた。

表 実質GDP成長率とCPI上昇率の推移

消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同様3.5%となり、政府の目標値4%以下に収まった。2019年のCPI上昇率の目標値も4%以下に設定されているが、今後は電気料金の引き上げ計画があり、CPI上昇への影響が懸念される。これに対して政府は、CPIへの影響などを考慮し、引き上げ計画を慎重に策定するよう事業者に指示し、目標の範囲内にインフレを抑制する方針だ。

2019年のGDP成長率の目標は6.6~6.8%と定められた(2018年12月4日記事参照)。グエン・ビック・ラム統計総局長は「米中貿易摩擦など世界経済の予期できないリスクがある中、長期的に堅調な発展を維持するためには、政府や関係省庁が情勢を十分に意識し、状況に応じて迅速な対策を取れるよう、年初から心掛ける必要がある」と述べた。

(グエン・ラン)

(ベトナム)

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