「人工知能(AI)未来発展」サミットを上海で開催
(中国)
上海発
2019年01月25日
「新一代(次世代)人工知能(AI)未来発展峰会」(以下、サミット)が1月18日、上海国家会展中心で開催された。サミットは上海人工知能産業連盟などが主催し、中国各省市や「一帯一路」沿線国の代表者らが参加した。サミットでは、AIの今後の発展の可能性、AIによる「一帯一路」や都市のスマート化などが議論された。
上海交通大学人工知能研究院常務副院長の楊小康教授は「新一代AIの発展、進化と応用」と題して講演した。また、ギリシャ、タイおよびオマーンの代表が、各国におけるスマート交通とAIに関して語った。
AI領域では自動運転、音声認識、生体認証などの技術が注目を集めているが、これらは一部のスマートフォンや自動車にしか導入されてない。今回のサミットでは、AIを都市サービス領域に応用し、従来の考えにとらわれない技術展開で、スマートシティを構築することを目的としている。
サミットでは、AI開発企業である深蘭科技(ディープブルーテクノロジー、上海)が研究・開発した「AIシティパンダスマートバス」の発表会が開催された。同バスは、自動運転や生体認識などの技術に加え、乗客の異常行動を検知・録画し、即時に管理者に通知することもできるシステムを構築している。
(侯恩東)
(中国)
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