6月の国際経済フォーラムに習国家主席が出席か

(ロシア、中国)

サンクトペテルブルク発

2019年01月08日

アンドレイ・デニソフ駐中国ロシア大使は2018年12月26日、ロシアのメディアの取材に対し、2019年6月に開催される第23回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(以下、フォーラム)に、中国の習近平国家主席が出席すると述べた。ただし、中国の外交関係者はジェトロのインタビュー(12月28日)に対し、本件は中国として公式に発表した内容ではない、と答えている。

ブエノスアイレスでのG20サミットに合わせて2018年12月1日に行われた中ロ首脳会談で、プーチン大統領は習国家主席を同フォーラムに招待していた。

フォーラムの公式ウェブサイト(12月28日)によると、アントン・コビャコフ・ロシア連邦大統領顧問と李辉・駐ロシア中国大使の会談で、ロシア側が中国側に本フォーラムのゲストカントリーとして迎えることを提案した。ゲストカントリーとなった国は、ナショナルパビリオンの設置やビジネス対話の実施など、本フォーラムのさまざまな枠組みでロシアとの交流が行われる。2018年に行われた第22回フォーラムのゲストカントリーは、日本とフランスだった(2018年6月26日記事参照)。

毎年初夏にサンクトペテルブルクで開催される同フォーラムは、各国から企業トップや政府関係者、経済専門家らが集い「ロシア版ダボス会議」とも呼ばれる。第23回は2019年6月6日から6月8日まで実施の予定だ。

(一瀬友太、アユナ・イダムジャポバ)

(ロシア、中国)

ビジネス短信 2d282d7f754994d7