タジキスタンで新輸入関税率が発効

(タジキスタン)

欧州ロシアCIS課

2018年12月07日

タジキスタンで11月30日、新しい輸入関税率が発効した。同国の税関ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに公示されたのは政府決定第399号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2018年8月8日付)「タジキスタン共和国の輸入関税率について」で、新しい輸入関税率のほか、2011年10月に署名されたCIS自由貿易圏条約と2国間の自由貿易協定(FTA)締結国からの輸入関税をゼロにすることなどが定められている(注)。

今回の決定はWTOおよび加盟交渉相手国からの要求などを踏まえたものだ。決定に関する説明文書は、国内の生産者と市場の保護のため食料品や軽工業品などを中心に輸入関税率を引き上げた結果、平均関税率は7.6%から8.1%になったとしている。

日本の財務省統計によると、2017年の日本からタジキスタンへの輸出実績は590万ドルで、世界178位の輸出相手国だが、牛肉輸出では282万ドルで、英国に次ぐ12位の輸出先となっている。

(注)タジキスタン政府の(ジェトロへの)説明によると、2018年12月7日時点で同政府決定付属書1(改定後の新輸入関税率)は公開されているが、付属書2(特定先進国からの特恵輸入関税率)は一般には公開されていない。

(高橋淳)

(タジキスタン)

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