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2019年の政府予算案と社会経済計画が可決

(モザンビーク)

マプト発

2018年12月20日

モザンビーク国民議会で12月5日、2019年政府予算案が賛成132票、反対74票で可決された。予算案には非開示債務(2018年11月16日記事参照)の返済のための融資保証が含まれており、野党のモザンビーク民族抵抗運動(RENAMO)、モザンビーク民主運動(MDM)は反対票を投じたが、議会の過半数を占める与党・モザンビーク解放戦線(FRELIMO)党員の賛成多数で成立した。

2019年予算は、歳入が前年比12.0%増の2,495億メティカル(約4,491億円、1メティカル=約1.8円)、歳出が12.4%増の3,404億メティカル、財政赤字が13.5%増の909億メティカルで、いずれも過去最高となった。財政赤字は、対外借款(48%)、対外贈与(31%)、国内借款(21%)で賄う。2019年は大統領選挙と議会選挙を控えていることもあり、投資支出が25.7%増の1,023億メティカル計上された。主に教育、保健、道路や水供給などのインフラ事業、農業分野に充てられる。また、経常支出として6.8%増の1,966億メティカル(総予算の58%)が計上された。対外債務と対内債務の金利返済は、歳出合計の10%(350億メティカル)となる見通しで、非開示債務の金利返済も開始される。対外債務と対内債務の元本の返済は、それぞれ180億メティカルと140億メティカルとなる。

経済社会計画では資源採掘分野の成長がカギに

12月6日の国民議会では、2019年の経済社会計画が可決され、カルロス・ロザリオ首相は演説で「産業多角化、ビジネス環境の改善、経済刺激策、インフレ抑制を優先的に進める」と述べた。2018年と2019年の経済成長率予測は、それぞれ4.1%と4.7%に設定された。特に資源採掘分野の成長予測は14%増で、経済成長の牽引役として期待されている。2019年の外国直接投資額は、石油・ガス開発の投資増が見込まれていることから、2018年実績の2倍超となる57億7,000万ドルが見込まれる。しかし、当地のバークレー銀行関係者は、2017年の成長率は3.7%にとどまり、2018年第3四半期までの成長率は3.3%で推移している中、政府の4.7%成長の2019年予測は楽観的、との見方を示している。

(阿部晶子)

(モザンビーク)

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