瀋陽市、米国ロサンゼルス行きの直行定期路線が就航

(中国)

大連発

2018年12月27日

12月18日、遼寧省の省都・瀋陽市から米国ロサンゼルス行きの直行定期路線が就航した。中国東北3省で初めての米国向け直行定期路線で、中国南方航空北方分公司が運航する。

瀋陽~ロサンゼルス便の往路は週3便(火・木・土曜発)で、飛行時間は11時間40分、復路も同じく週3便(火・木・土曜発)で、飛行時間は12時間30分となっている(表参照)。現地報道によると、ロサンゼルスへの直行便就航により、北京経由便に比べ約4時間、ソウル経由便に比べ約6.5時間、飛行時間(経由にかかる時間を含む)が短縮した。現在、中国国内からロサンゼルス行きの直行便は、北京、上海、広州、深セン、成都、重慶などから運航している。

表 瀋陽~ロサンゼルス間の直行定期路線の運航時刻

瀋陽桃仙国際空港の劉忠利総経理は現地メディアの取材に対し、「3月28日にドイツのフランクフルト行きの直行便が再就航したことや、ロサンゼルス行きの直行便開設により、国際定期路線の拡充を図るとともに、今後は東南アジア、アフリカ、欧州、極東地域の観光地向けの航路開拓や、日本および韓国向けの増便により、瀋陽と海外との経済交流の推進を強化していく」と述べた(「瀋陽日報」7月5日)。

(匂坂拓孝)

(中国)

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