日本がテーマの施設「ジャパンビレッジ」がニューヨークにオープン

(米国)

ニューヨーク発、米州課

2018年12月26日

ニューヨーク市ブルックリン区の複合施設インダストリー・シティー外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)の一角に、日本をテーマにした施設「ジャパンビレッジ」が11月24日にオープンした。

総面積は約2万平方フィート(約1,858平方メートル)で、豆腐、肉、魚、総菜、パン、弁当の販売コーナーを含む日本食スーパーマーケットの「サンライズマート」とフードコートから成る。フードコートでは、かつ丼、うどん、そば、ラーメン、たこ焼き、たい焼きなどを楽しめる。

写真 コイが大胆にデザインされたジャパンビレッジの外観(ジェトロ撮影)

コイが大胆にデザインされたジャパンビレッジの外観(ジェトロ撮影)

日曜日の12月9日午前11時から正午の間では、店内は徐々に客が増え、スーパーのレジには行列ができ、イートイン用の席を待つ人が多く見られた。

現時点では、居酒屋など幾つかのコーナーが営業開始に向けて準備中だが、将来的には施設内の2階部分に工芸品や化粧品など、食以外の物を扱うエリアも2019年にオープンする見込みだ。

「サンライズマート」の経営者、トニー・ヨシダ氏が、ジャパンビレッジの共同運営者の1人だ。ヨシダ氏はマンハッタンでサンライズマートを3店舗展開するほか、複数の日本食レストランを運営する。

ジャパンビレッジで扱っている食材の多くは、日本から直接輸入したものだという。ヨシダ氏の息子で、ジャパンビレッジの共同運営者のタクヤ・ヨシダ氏は「マンハッタンにある日本食料品店ではなく、日本の市場にいるかのような体験をしてほしい」と抱負を述べた(「イーター・ニューヨーク」11月26日)。

写真 米国産牛肉(和州牛)を扱う精肉店(ジェトロ撮影)

米国産牛肉(和州牛)を扱う精肉店(ジェトロ撮影)

写真 品ぞろえの豊富なスナックコーナー(ジェトロ撮影)

品ぞろえの豊富なスナックコーナー(ジェトロ撮影)

(注)ブルックリン区ウオーターフロントにある大規模な商業施設。

(沼田茂仁、野口真緒)

(米国)

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