ハラール製品の標準化や普及に向け前進

(カザフスタン)

欧州ロシアCIS課

2018年11月08日

カザフスタン投資発展省は11月5日、イスラム協力機構(OIC)の傘下でハラール製品の標準化などを進めているイスラム諸国規格研究所(SMIIC、注)の正加盟国となったと発表した。CIS圏における加盟国はアゼルバイジャン、キルギスに次いで3カ国目となる。

カザフスタンの加盟はサウジアラビア・メッカで開催されたSMIICの第13回総会で承認された。カザフスタン政府はハラール製品の標準化や普及、加盟国間でのイメージアップ、カザフスタン製品の輸出増加につながるとしている。同総会に出席したカザフスタン標準化・認証研究所(投資発展省技術規制・計量委員会)は11月5日、アラブ首長国連邦(UAE)、マレーシアとの間で両国のハラール基準の導入と普及で合意。ハラール製品・サービスに関する先端基準の導入を進める予定だ。

なお、カザフスタン統計委員会の直近の国勢調査(2009年)によると、カザフスタンの人口に占めるイスラム教徒の割合は70.2%(約1,120万人)となっている。

(注)SMIICの詳細に関しては調査レポート「ハラール調査-農林水産物・食品の輸出と海外のハラール産業政策動向」(2018年3月)95ページ以降を参照のこと。

(高橋淳)

(カザフスタン)

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