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第3四半期GDP成長率は0.4%、前期から加速

(フランス)

パリ発

2018年11月02日

国立統計経済研究所(INSEE)の発表(10月30日)によると、フランスの2018年第3四半期の実質GDP成長率は前期比0.4%と前期の0.2%から加速した(表参照)。GDPのおよそ5割を占める民間最終消費支出がプラスの伸びを取り戻したほか、民間設備投資は1.0%を超える前期からの伸びを維持した。内需(在庫の動きを除く)のGDP寄与度は、0.5ポイントと前期から0.3ポイント増大した。

表 最終需要部門別GDP成長率の推移(前期比)

民間最終消費支出では、前期に縮小した財支出(商品購入)が0.6%増と大きく持ち直した。とりわけエネルギー支出が前期の2.2%減から0.4%増となったほか、前期まで2四半期連続で縮小が続いた食品関連支出は0.1%増に回復した。サービス支出は0.3%増と、前期(0.1%増)から小幅ながら伸びを強めた。3~6月のフランス国鉄の長期ストで前期に縮小した交通費支出が3.7%増とプラスの伸びを取り戻した。

消費者物価指数の上昇率では、ガソリンなど石油関連製品や生鮮食品の値上がりなどを受け、7月は前年同月比2.3%、8月は2.3%、9月は2.2%と3カ月連続で2%超える比較的高い水準で推移した。

総固定資本形成は、民間設備投資が情報関連および自動車分野を中心に前期からほぼ横ばいとなる1.4%増の伸びを保つ一方、住宅投資は0.2%減だった。

輸出は0.7%増と前期の0.1%増から拡大する一方、輸入は0.3%増と伸びが減速した結果、外需(純輸出)はGDPを0.1ポイント押し上げた。

10月30日付の「ル・モンド」紙(電子版)は、今回の結果を「景気回復というより(2018年前半の景気減速から)正常化したにすぎない」とし、「従来の予想を下回ることから、2018年通年の実質GDP成長率が政府目標の1.7%に達することはほぼないだろう」と分析した。INSEEは、10月4日に発表した景気報告書の中で、第3四半期の実質GDP成長率を0.5%、第4四半期を0.4%と予測していた。

(山崎あき)

(フランス)

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