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香港・珠海・マカオ大橋が開通、世界最長の海上橋

(香港、中国、マカオ)

香港発

2018年10月31日

香港と広東省珠海市およびマカオを結ぶ「香港・珠海・マカオ大橋(港珠澳大橋)」が10月24日に開通した。港珠澳大橋は全長55キロに及ぶ世界最長の海上橋で、22.9キロの橋および6.7 キロの海底トンネルからなる29.6キロの海上部分と、香港側の接続道(12キロ)および珠海側の接続道(約13.4キロ)によって構成される。2002 年に香港特別行政区政府(香港政府)が中国政府に建設を提案して以来、16年の歳月を経て開通に至った。

ベイエリア計画の推進役としての役割に期待

港珠澳大橋は、中国政府が推進する地域発展計画の1つである「広東・香港・マカオグレートベイエリア(粤港澳大湾区)計画」を象徴するインフラの1つ。

10月23日に珠海市にて行われた開通式典において、香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は「2018年9月に開通した『広州-深セン-香港高速鉄道(広深港高速鉄道)』の香港域内区間、本日開通した『港珠澳大橋』、そして2019年中にオープン予定の出入境ポイントである『蓮塘・香園圍新口岸』を通じ、香港と中国本土間の移動時間が短縮されるだけでなく距離も縮まる。ベイエリア域内の1時間生活圏の形成の推進に資するほか、上記3つの重要越境インフラは、ベイエリア建設の基盤となる」と述べ、港珠澳大橋の開通の意義を強調した。

加えて林鄭長官は、「港珠澳大橋は、香港にとって多方面にわたる新たな活力をもたらす」とし、具体的には「香港およびマカオは、港珠澳大橋を通じて独自の優位性をさらに発揮することが可能となる。大橋の開通によって珠海市から香港国際空港までの移動時間は4時間半から45分に、また、同市から香港コンテナターミナルまでの移動時間は3時間半から75分へと短縮され、ヒトとモノの流れが大きく変わる。香港が、マカオ、珠海市、中山市、江門市などと共に発展していくことができる」と述べた。

開通初日の通行量は低調

10月25日付の香港紙「信報」によれば、開通初日の午前9時から午後10時までの大橋の車両通行台数は2,305台(1時間当たり177台)で、2008年時点の通行台数の予測値〔1日当たり9,200~1万4,000台(1時間当たり383~583台)〕を大きく下回った。香港政府の陳帆・運輸・住宅局長は10月24日の記者会見において、大橋の利用拡大に積極的に取り組む意向を示した。

(吉田和仁)

(香港、中国、マカオ)

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