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パキスタン・ルピー安が進行、10カ月で26.7%下落

(パキスタン)

カラチ発

2018年10月11日

10月9日、パキスタン・ルピーの対米ドル相場が一時、1ドル=137ルピーをつけ、この日は直近10年において最安値となる133.64ルピーで取引を終了した。2015年末から2017年末までの約2年間にわたり、対米ドル相場は105ルピー前後で安定していたが、その後は段階的にルピー安が進行し、過去10カ月間で26.7%下落した。

パキスタン中央銀行は10月9日に声明を発表。(1)ルピー安は最近のトレンドであり、(2)9日のルピー安の値動きは、パキスタンの外国為替市場における需給ギャップが要因だとした。貿易赤字は2018年8月にいったん縮小したが、その後の原油価格の上昇によって再び拡大基調にあり、ルピー安に影響している。中銀の声明によると、対策として講じた政策金利の引き上げなどの効果が表れるまでには時間を要する見込み。中銀は今後も、必要に応じた介入の準備があるとの見解を示した。

なお、IMFの代表団が9月27日から10月4日にかけてパキスタンを訪問し、財務省、商業省、計画開発改革省、中央銀行の幹部などと会談を行った。IMFはルピーが過大評価されていたことを指摘。パキスタン政府に対して、柔軟な為替相場、金融引き締め、ガス・電力料金の引き上げなどの対策を提案した。

(久木治)

(パキスタン)

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