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電力小売りの自由化、11月から段階的に開始

(シンガポール)

シンガポール発

2018年10月03日

シンガポールで11月1日から、電力小売りの全面自由化が段階的に始まる。エネルギー市場監督庁(EMA)の発表(9月21日)によると、国内を4地域に分け地域別に実施し、2019年5月までに国内全域で電力小売市場が自由化される予定だ(図参照)。

図 電力小売りの全面自由化のスケジュール

EMAは2001年から工場などの大口電力利用者から小口電力利用者へと、段階的に電力市場の自由化を進めており、自由化されていないのは一般消費者と法人の小口電力利用者のみとなっていた。EMAは完全自由化に向けた準備の一環として、2018年4月から西部ジュロンの一部地域に限定して、一般世帯と法人の小口電力利用者を対象とした自由化の試みを開始していた(2018年4月11日記事参照)。「ストレーツ・タイムズ」紙(9月22日)によると、同地区の対象者の30%以上が政府系電力会社シンガポール・パワー(SP)傘下のSPサービシズから販売購入先を切り替えた、支払った電気料金は平均して20%安くなったという。

電力小売市場の自由化は、電力小売事業者間の競争を促進することで、電力価格を競争力あるものとする狙いがある。利用者は電力の購入先を、EMAが認定した電力販売会社12社か、これまでどおりSPサービシズにするか、選べる。

新規参入会社は2つの基本料金プランを用意

SPサービシズは現在、発電コストに応じて四半期ごとに電気料金を見直している。他方、新規参入する電力販売会社は、「固定料金」と「変動料金」の2つの基本料金プランを提供する予定だ。「固定料金」プランは電力販売単価を一定とし、SPサービシズが四半期ごとに改定する電気料金よりも安価な価格設定とする。他方、「変動料金」プランはSPサービシズの料金に対し、各社が一定率を割引し、SPサービシズよりも割安とする。EMAは、各社が提示する電力料金プランを比較できる情報サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを立ち上げている。

(源卓也)

(シンガポール)

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